催し・遊び
ドーム公演の PA 断面(ラインアレイの開き角と、音が届く範囲)
ドーム公演の PA 断面(ラインアレイの開き角と届く範囲)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
縦に切ると、PA は「どこへ向けるか」の図になる。
平面の PA 配置図(見本 101)は、スピーカーの位置と遅らせる量を言った。この図は断面で、ラインアレイの箱 1 台ずつの向きと、それが床のどこへ届くかを言う。照明の仕込図(見本 369)と同じ公演・同じ会場(ステージ端から本塁まで 88m、FOH はステージ端から 35m)。
JIS C 5532:2014 は「柱(線)状スピーカシステム」を「指向性をもつように、複数個のスピーカを直線状に配置したスピーカシステム」と定めている。箱は前の角どうしを留め、後ろの開きで角度を付ける。下の箱ほど下を向くので、列は客席に向かって凸の曲線になる(下の端は奥へ巻く)。
箱の角度(水平から下向き)は 12・12.5・13・14・15・16・17.5・19・21・23・26・29・33・38・44・52°。1 番の軸は 87.6m 先、16 番は 8.8m 先で耳の高さ(1.2m)に届く(計算)。
点音源は距離が 2 倍で −6dB(20 log 2)。線音源は近い所で −3dB(10 log 2)。ラインアレイが遠くまで揃って届くのはこのため —— ただし「近い所」の範囲は周波数と列の長さで変わる。特性感度は 1W・1m の音圧で決める(JIS C 5532:2014 の 20.1)。この図は差だけを書き、dB の絶対値は書いていない。
遅らせる量 = メインの中心(ステージ端の 0.9m 奥・+17.5m)からディレイの前面(51.0m・+7.25m)までの距離 52.9m ÷ 343.5m/s = 154ms。音速は c = 331.5 + 0.6 × 気温(℃)、20℃ で 343.5m/s。先に届いたほうから聞こえるので、計算値に少し足す話は見本 101。
屋根の最高部はグラウンド面から 61.690m(公表値)。屋根は空気膜構造。屋根の形・スタンドの形は公表されていないので描いていない(最高部の高さだけを線で示した)。
公演・ステージの大きさ・吊り高さ・箱の数と角度・ディレイの位置は架空。メイン L・R は CL の左右に吊るので、この断面(CL で切った)には投影して描いた。吊りの塔も左右にあり、断面には描いていない。
- 製品名・型番と、dB の絶対値 —— 機種で変わり、架空の数字は害になる- 周波数ごとの指向性 —— 低音ほど広がる。1 枚の扇では言えない- 屋根からの反射の時間 —— 膜の形が分からないので計算できない- 吊り荷重 —— 構造の計算が要る
平面の PA 配置は見本 101、照明は見本 369、ホールの反射は見本 205、ミキサーは見本 343。
正本(YAML)
examples/gallery/370-ドームライブのPA断面.zumen.yaml