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家紋の割り出し(六つ割・十二割/分廻しと定規だけ)
家紋の割り出し(分廻しで半径を円周に回す)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
家紋は、定規と分廻し(ぶんまわし=竹のコンパス)だけで描かれてきた。その作図を、紋章上絵師は「割り出し」と呼ぶ。
『標準紋章集成』(1954)に、こうある。
> 凡て紋の寸法は九分の紋なれば九分の丸の内で作る> 六つ割は一寸の丸を廻せし分廻しにて割る 十二割はこれを更に割る
つまり ——
1. 基準の丸(九分の丸)を描く。 紋はすべてこの中に収める2. 半径をそのまま円周に回す。 6 回で元へ戻る = 六つ割3. それをさらに割る = 十二割
「半径を円周に回すと 6 等分になる」は、分度器を使わずに 60 度を出す作図そのもの。三つ割(120 度)は、六つ割を 1 つおきに採るだけで出る。
与えてあるのは基準の半径 r と線の太さだけ。あとは全部そこから出る。薄い円は分廻しの跡で、作図図では消さない。
出どころ —— 『標準紋章集成』(1954)/『紋切形』(弘化 5 年)「紋割方の傳」/『紋割出法』(昭和 46 年・東京紋章上絵師組合)。六つ割の 6 点を結ぶと亀甲になる(定規の分)
正本(YAML)
examples/gallery/129-家紋の割り出し.zumen.yaml