家電・家具
加湿器の方式と適用畳数(熱をどこから取るか)
加湿器(違うのは、蒸発させる熱をどこから取るか)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
方式の違いは、蒸発させる熱をどこから取るかの違い。スチーム式は電気から(300〜500W)、気化式は部屋から(10〜20W)——気化式が省エネに見えるのは、熱を部屋に払わせているから。打ち水と同じで、気化式を使うと室温は下がる。
スチーム式だけ桁が違う理由は、計算で出る。 水の蒸発潜熱は 2,257 kJ/L = 627 Wh/L。500mL/h なら 314W、20℃ から 100℃ まで温める分が 46W で、合計 約 360W。温度を上げる熱より、蒸発させる熱のほうがずっと大きい。
超音波式だけ、出てくるものが違う。 水蒸気は目に見えない ——白い霧は、まだ蒸発していない水の粒。 粒には水道水のミネラル(乾くと白い粉)も、タンクで増えた菌も乗ったまま出る。
適用畳数が 2 つ書いてあるのは、どちらか一方では嘘になるから。同じ 500mL/h で木造和室 8.5 畳/プレハブ洋室 14 畳(JEM 1426、室温 20℃・湿度 30% で測る)。照合(2026-10-02):パナソニック FAQ「加湿機の選び方・適用畳数とは」(500mL/h がぴったりなのは木造和室 8.5 畳・プレハブ洋室 14 畳)https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/77945/木造は隙間が多く、畳・障子・土壁が水分を吸う。
要る量は、外の乾いた空気が決める。 8 畳(32m³)・換気 0.5 回/h なら室内 8.65 g/m³ と外気 3.4 g/m³ の差 5.25 g/m³ × 16m³ = 約 84 g/h。部屋の広さより、隙間の多さで決まる。
上げすぎると、窓が受け止める。 20℃・湿度 50% の露点は約 9℃ で、単板ガラスの表面は外 0℃ のとき約 8℃ —— 上げたぶんが窓で水に戻り、部屋は湿らない。JEM 1426 は 1987-04-07 制定・1991-04-05 改正・2021-11-08 確認(JEMA の規格頁 https://www.jema-net.or.jp/engineering/JEM_JEM-TR/JEM1426.html 取得 2026-10-04)。本文は有料で読めていない。表の換気回数(木造 1 回/h・プレハブ 0.75 回/h)は解説で見る値で、規格本文では確かめていない。JEM 1426 の版は確かめていない。
正本(YAML)
examples/gallery/263-加湿器の方式.zumen.yaml