学び・図学
クモの円網の作り方(縦糸は歩く道、横糸だけが粘る)
クモの円網(縦糸は歩く道、横糸だけが粘る)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
クモが自分の網にくっつかないのは、歩く糸が粘らないから。縦糸(放射糸)と足場糸は粘らず、粘るのは横糸だけ ——クモは縦糸の上だけを歩く。横糸には粘球がほぼ等間隔に並び、獲物はそこで止まる。
張る順番は決まっている。 糸を風に流して渡す橋糸 → 枠糸 →縦糸(放射糸) → 足場糸(中心から外へ、粗いらせん)→横糸(外から内へ、細かいらせん)→ 足場糸を切り捨てる。足場糸は横糸を張るための仮設で、通ったあとに捨てていく —— 仮設を残さない。完成まで 1 時間とかからない。
こしきは縦糸が集まる中心で、ここにクモが止まる。白帯(隠れ帯)はジグザグや X 状の白い帯 ——姿を隠す働きとされるが、効果があるかどうかは定かではないと書かれている。
横糸は、網の下側のほうが数が多い(こしきは中心より上に来る)。なぜそうなるのかを書いた資料は見つけられなかったので、ここには理由を書いていない。
張り替え方は種で違う。 ジョロウグモは網全体をあまり張り替えず、壊れた所や横半分だけを作り直す。足場糸も切らずに残す(横糸の間のジグザグ)。② の「足場糸を切る」は、オニグモのような円網の一般形。オニグモは夕方に張って朝にたたむのが基本だが、地域差がある。
出典(2026-10-02 確認):富山市科学博物館「じょろうぐも」(横糸は中央から下に多く、上にはほとんど無い)https://www.tsm.toyama.toyama.jp/_ex/curators/negoro/zyorougumo.htmja.wikipedia「ジョロウグモ」(部分的な張り替え・足場糸が残る)/「オニグモ」(夕方に張り朝にたたむ。地域差)
正本(YAML)
examples/gallery/267-クモの円網.zumen.yaml