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水が蛇口に届くまで(塩素は、2 回入れる)

水が蛇口に届くまで(塩素は、2 回入れる)

浄水場の処理の流れを並べた構成図。取水(取水塔・沈砂池・取水ポンプ)から着水井・薬品混和池・フロック形成池・沈でん池・塩素注入(1 回目)・濾過池・塩素注入(2 回目)・配水池まで、塩素を 2 回入れること、速く混ぜる池とゆっくり混ぜる池が別であることを書き入れた図

この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。

正本に書いてある決まりごと

塩素を入れる所が 2 か所ある。 順番はこうなっている ——取水塔 → 沈砂池 → 取水ポンプ → 着水井 → 凝集剤注入 → 薬品混和池 →フロック形成池 → 沈でん池 → 塩素注入(1 回目) → 濾過池 →塩素注入(2 回目) → 浄水池 → 送水ポンプ → 配水池 → 家。

1 回目と 2 回目は、目的が違う。濾過の前に入れる 1 回目は処理のため、配水池へ送る前の 2 回目は家に着くまで持たせるため —— 水道の水が塩素くさいのは、後者の名残。蛇口に着いた時点でまだ効いていなければ、途中で汚れたときに防げない ——給水栓で遊離残留塩素 0.1mg/L 以上を保つことが決まっている(水道法施行規則 第 17 条第 1 項第 3 号)。https://laws.e-gov.go.jp/law/332M50000100045 (2026-10-02 確認)

着水井は、勢いを殺すための池。取水ポンプで押してきた水をいったん受けて水位と流量を落ち着かせる ——ここから先は重力で流す設備が続くので、脈打った流れを渡すと処理が安定しない。

凝集は 2 段になっている。薬品混和池でポリ塩化アルミニウムなどの凝集剤を一気に混ぜ、フロック形成池でゆっくりかき混ぜて濁りの粒を育てる ——速く混ぜる池と、ゆっくり混ぜる池が別々にある。大きく育ってからでないと、沈でん池で沈まない。

濾過には 2 通りある。 緩速濾過は砂の層の生物膜にゆっくり通す方法、急速濾過は凝集・沈でんで濁りを落としてから速く通す方法。上に書いた流れは急速濾過のもの(緩速濾過は凝集剤を使わない普通沈でん池のあとに置く)。

さらに落としたいときは、オゾンと活性炭(高度浄水処理)を足す。

正本(YAML)

examples/gallery/306-水が蛇口に届くまで.zumen.yaml

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