鉄道・交通
線路の断面 —— レール・まくらぎ・道床・路盤と、軌間 1,067mm/1,435mm、曲線のカント(省令と解釈基準の数)
線路の断面(軌間 1,067/1,435 とカント)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
線路は、上から レール → まくらぎ → 道床(バラスト) → 路盤 の 4 層。2 本のレールの間隔(軌間)が、JR の在来線は 1,067mm、新幹線は 1,435mm。曲線では外側のレールを上げ(カント)、車体を内へ傾けて遠心力と釣り合わせる。
理解のための図。線路の断面の名前と、軌間とカントの数がどの決まりから来ているかを 1 枚で読む。
- 省令は性能で書いてある。 軌間は「車両の安全な走行及び安定した走行を確保することができるもの」(第 12 条)、カントは「車両の転覆の危険が生じないよう、軌間、曲線半径、運転速度等に応じた」もの(第 15 条)。数は書いていない- 数は解釈基準が示す。 普通鉄道の軌間は 0.762・1.067・1.372・1.435m、新幹線は 1.435m(Ⅲ-1)。カントは C=GV²/127R を標準とし、C=G²/6H 以下(Ⅲ-4)- 軌間の測り方は省令の定義どおり:軌道中心線が直線の区間で、レール頭部間の最短距離(第 2 条 4 号)。だから寸法線はレール頭部の内側どうしに引いた
- 1,435 − 1,067 = 368mm。中心をそろえると片側 184mm- カント:G=1,067、V=80km/h、R=600m → 1,067×6,400/76,200 = 89.6mm ≒ 90mm- 傾き:sin θ = 90/1,067 → θ ≒ 4.8°(② はこの角度で、内軌の頭頂を中心に回して描いた)- 施工基面の拡大:y=α·C = 3.35×90 ≒ 302mm(1,067mm の α=3.35)
- 縮尺 1px=6mm。数で描いたのは軌間とカントだけ。 レールの形・まくらぎの長さと厚さ・道床と路盤の厚さ・道床の肩幅と法勾配は、軌道構造の設計標準(解釈基準Ⅲ-12 が「鉄道構造物等設計標準(軌道構造)」に委ねている)を読めていないので模式。図にも「模式」と書いた- 道床(砕石)は点、路盤は斜線、まくらぎとレールは塗り潰し(見本 43 の舗装構成と同じ割り当て)- 軌道中心線は一点鎖線
- スラブ軌道・直結軌道。 新幹線に多いが、どの線区が何かを一次資料で確かめていない。① の 1,435mm もバラスト軌道で描いた- 建築限界・車両限界の輪郭。 解釈基準の図表にあるが、輪郭の座標を読み取れていない- レールの種類(50kgN・60kg など)とまくらぎの間隔。 設計標準の数を確かめていない- 緩和曲線でのカントの逓減。 断面では表せない(平面と縦断の話)
出典:鉄道に関する技術上の基準を定める省令(e-Gov、2026-10-06 取得)。同 解釈基準(国土交通省。原本の URL は 2026-10-06 に 404 で、Internet Archive の 2023 年の写しを読んだ)。
正本(YAML)
examples/gallery/379-線路の断面-軌間とカント.zumen.yaml