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自転車ホイールの組み方(交差のしかたが、そのまま名前になる)

自転車ホイールの組み方(交差のしかたが、そのまま名前になる)

32H・6 本組(3 クロス)の自転車ホイールを横から見た図。スポーク 32 本をすべて描き、手前のフランジを実線・奥を破線に分け、基準の 1 本とそれが交わる 3 本を太めの線にした図と、ハブを正面から見た JIS 組・イタリアン組の半ピッチの違い、組み方とクロス数・穴数・後輪のオチョコの表

この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。

正本に書いてある決まりごと

スポークは、ハブとリムを結ぶ線ではない。何本目と交差させるかで呼び名が変わり、交差のしかたそのものが組み方の名前になる。

交差させないのがラジアル組、交差させるのがタンジェント組。タンジェント組は交差の数で 4 本組(2 クロス)・6 本組(3 クロス)・8 本組(4 クロス)。「6 本組」と「3 クロス」は同じもの。 3 クロスは「1 本が同じフランジの 3 本と交わる」(Sheldon Brown "Wheelbuilding")。「6 本組」の数え方の由来は、解説によって説明が分かれるので書かない。

穴は左右のフランジで半ピッチずれている。リムの穴が左右のフランジへ交互に向かうので、片側のスポークはリムの穴を 1 つ飛ばしで使う。32H なら片側 16 穴で 6 本組がふつう、36H なら片側 18 穴で 6 本組か 8 本組。

JIS 組とイタリアン組は、穴の位置ではなく、スポークの通し方(頭を外側にするか内側にするか)の組み合わせの違い。穴の並びはどちらも同じなので、② の穴の図だけでは見分けられない。裏返しても向きが変わらないのが JIS、逆になるのがイタリアン(複数の解説で一致。規格の条文は確かめていない)。

後輪は左右対称に組めない。 スプロケットの厚みぶんハブが片寄るので、リムの中心を車体の中心へ戻すとフリー側だけ角度が立つ(オチョコ/オフセット)。フリー側のスポークが短く、反フリー側が長い。張力も左右で変わる。

組み始めはバルブ穴の横から —— 空気入れが差し込める隙間を残すため。

図は 32H・6 本組。スポーク 32 本をすべて描いてある(実線が手前のフランジ、破線が奥)。

正本(YAML)

examples/gallery/289-自転車ホイールの組み方.zumen.yaml

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