建築・土木
茶室の四畳半と八炉(畳が部屋を決める)
茶室の四畳半と八炉(畳が部屋を決める)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
四畳半は 9 尺 4 寸 5 分(約 2,865mm)の正方形。畳 4 枚が半畳を囲んで風車に回る形で、これ以上でも以下でもない。畳 1 枚は京間で 6 尺 3 寸 × 3 尺 1 寸 5 分(約 1,910 × 955mm)。
畳が部屋を決める。 柱間を 6 尺 5 寸と定め、柱を 4 寸とすると、2 間(12 尺 6 寸)に 2 枚敷ける畳の長辺が 6 尺 3 寸になる ——部屋の大きさから畳を割り付けるのではなく、畳の寸法が先にある。
畳の名前は、場所ではなく役目。点前畳(道具畳)・貴人畳(床前畳)・客畳・炉畳・踏込畳 ——(炉の四畳半はこの 5 つ。踏込畳は茶道口を入って最初に踏む畳、炉畳は炉を切った半畳。)同じ 1 枚が、点前畳であり炉畳でもある。誰が何をするかで呼び分ける。
炉をどこへ切るかで、点前が変わる。点前畳の中に切るのが入炉(向切・隅炉)、外に切るのが出炉(四畳半切・台目切)。これに本勝手(客が亭主の右手側)と逆勝手(左手側)があり、4 通り × 2 で八炉の法という。
逆勝手は、同じ点前の鏡写しではない。 湯を汲む手・体の向き・道具の置き場所が炉との位置関係で決まるので、左右が入れ替わると手順そのものが変わる。
炉は 1 尺 4 寸角(約 424mm)、炉縁の高さは 2 寸 2 分(約 67mm)。にじり口は幅 2 尺〜2 尺 1 寸、高さ 2 尺 2 寸〜2 尺 3 寸 ——刀を差したままでは入れない大きさで、くぐるために頭を下げる。
正本(YAML)
examples/gallery/288-茶室の四畳半と八炉.zumen.yaml