建築・土木
ビジネスホテル 基準階 平面図(客室 9 室・直通階段 2)
ホテルの基準階(客室 9 室・直通階段 2)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
基準階は「同じ階を何枚も刷る」ための図。5〜9 階がまったく同じなので、1 枚描けば 5 層ぶんになる。基準階が決まると、建物の幅も柱の間隔も決まる。
シングル 20.4 m²(3,400 × 6,000。壁心)は、ベッド幅 + サイドの通路 + 水まわりの積み上げ。狭くできないのはベッドではなく、車椅子が通らない通路のほう。
片側廊下より廊下 1 本ぶん得をするが、窓が端にしか取れないので、換気と排煙が効くかを確かめる。排煙口は、廊下のどこからも水平距離 30m 以内(令 第 126 条の 3 第 1 項第 3 号)。この廊下は長さ 24.4m なので、西端の窓 1 つで届く。廊下の幅は両側に居室があるので 1.6m 以上(令 第 119 条)。図の 1,800 は壁心で、壁の厚み 150 を引いた有効は 1,650(令 第 119 条・第 126 条の 3 は e-Gov 法令検索で 2026-10-02 に確かめた)。図で廊下の位置を決めることは、設備の要る量を決めることでもある。## 階段は 2 つ要る(2026-09-29 に直した)
宿泊室の床面積の合計がその階で 200 m²(耐火・準耐火)を超えると、直通階段が 2 以上要る(建築基準法施行令 第 121 条第 1 項第 5 号・第 2 項)。前は階段 1 つで客室 12 室(合計 264 m²)、しかもその階段の扉が 512 号室の中に開いていた。西の端の 1 室を 2 つ目の階段(EX-2)にし、EX-1 の扉は共用の廊下から入るようにした(2026-10-04 からは内廊下の東端)。扉は階段室へ向かって開く = 避難の方向(令 第 123 条第 1 項第 6 号)。5 階以上へ通じる直通階段は避難階段(令 第 122 条)。前は「特別避難階段」と書いていたが、特別避難階段は付室かバルコニーを通って入るもので(令 第 123 条第 3 項第 1 号)、この図には付室が無い。面積も、前は 13.6 m² と書いていたが寸法(3,400 × 6,000)と合わなかったので、寸法を正として直した。出典 e-Gov 法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325CO0000000338 (取得 2026-09-29)
前は「EV ホール 15 人乗×2」と書きながら、昇降路が 1 つも描かれていなかった。東の 2,400 幅の帯には、昇降路 2 台もホールも入らない。しかも EX-1 は 2,400 幅の折り返し階段で、片側の踏み段が 1,200 に届かなかった(令 第 23 条の表(三):直上階の居室が 200 m² を超える階は幅 120 cm 以上)。そこで 506・512 号室をやめ、東の 5,800 幅を昇降路 2 つ + EV ホール(北)・EX-1 + リネン室(南)にした。階段は 2 つとも 3,400 × 6,000(内法の幅 3,250 を 2 本の踏み段に分けて 1 本 1,500 以上)。宿泊室は 9 室・合計 202.8 m²(シングル 7 × 20.4 + ツイン 30.0 + バリアフリー 30.0)で、なお 200 m² を超えるので直通階段は 2 つ要る。昇降路は 1 台 2,900 × 2,400 で描いた。並べるときの間口は nX + (n−1) × 150(JIS A 4301:1983 表 1 の備考 2)。1 台あたりの最小寸法(表 1 の数値)はこの図では確かめていない —— 実際の大きさは採用する機種の資料で決める。1 px = 25 mm
正本(YAML)
examples/gallery/32-ホテルの基準階.zumen.yaml