学び・図学

日本の硬貨(大きさは、価値の順に並んでいない)

日本の硬貨(大きさは、価値の順に並んでいない)

1 円から 500 円までの 6 種を実寸(1px = 0.15mm)で並べ、5 円と 50 円の穴を描いた図と、価値の順・大きさの順・重さの順が一致しないことを示した表、直径と重さと素材、穴とギザの組み合わせ、厚さが法令で定められていないことの表

この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。

正本に書いてある決まりごと

3 つの順番が、どれも一致しない。

- 価値の順 —— 1 → 5 → 10 → 50 → 100 → 500- 大きさの順 —— 1 円 20mm → 50 円 21mm → 5 円 22mm → 100 円 22.6mm → 10 円 23.5mm → 500 円 26.5mm- 重さの順 —— 1 円 1.0g → 5 円 3.75g → 50 円 4.0g → 10 円 4.5g → 100 円 4.8g → 500 円 7.1g

50 円は 5 円より小さく、10 円は 100 円より大きい。 価値と形はつながっていない。

穴があるのは 5 円と 50 円だけ(5mm と 4mm)。どちらも穴があるが、50 円にはギザがあり、5 円には無い ——触っただけで区別できるように組んである。ギザがあるのは 50 円と 100 円で、500 円は斜めのギザ。

5 円の 3.75g は 1 匁(もんめ)。 ほかの 5 種が 1.0・4.0・4.5・4.8・7.1 と切りのよい数なのに、5 円だけ 3.75 という半端な数なのは、尺貫法の重さの単位がそのまま残っているから。

厚さは法令で定めていない。 決まっているのは直径・重さ・素材・縁・穴で、厚さは「おおよその値」しかない(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律施行令 別表第一。「形式」は直径・孔径と、500 円の縁の刻印だけ。e-Gov 法令検索、2026-09-29 確認)。以前は「自動販売機は厚さで見分けていない」と書いていたが、裏が取れない(製造各社の公開資料は「検銭センサ」「多次元アルゴリズム」までで、厚みを読むという解説もある)。確かめられないので、自動販売機の話は図から外した(2026-09-29)。

素材はアルミニウム(1 円)・黄銅(5 円)・青銅(10 円)・白銅(50 円・100 円)・バイカラークラッド(500 円。2021 年 11 月から)。

同じ題材で、見本 216 もある。 216 は素材・直径・量目と「手で見分ける順」、こちらは「価値・大きさ・重さの 3 つの順番が、どれも一致しない」ことを扱う。

正本(YAML)

examples/gallery/300-日本の硬貨.zumen.yaml

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