設備・電気
航海灯(見える色だけで、相手の向きが決まる)
航海灯(見える色だけで、相手の向きが決まる)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
夜の海では、相手の船の形は見えない。見えるのは灯火の色だけ。だから色の組み合わせだけで向きが決まるように、範囲が切ってある。
右舷灯(緑)と左舷灯(紅)は、それぞれ真正面から 112.5° ——真横(90°)から2 点(22.5°)後ろまで。船尾灯(白)は後方 135°。112.5 × 2 + 135 = 360° で、ちょうど 1 周になる。
マスト灯(白)は 225° で、これは舷灯 2 つを合わせた範囲と同じ。長さ 50m 以上の動力船は、前のマスト灯より高い位置に後部マスト灯をもう 1 つ置く(範囲は同じ 225°。高さの違う白 2 つの並び方で、相手の向きと変針が早く読める)。出典:海上衝突予防法 第 23 条・第 21 条(e-Gov 法令検索 lawid 352AC0000000062、取得 2026-10-02)、COLREG Rule 21・23
緑だけが見えれば、相手の右舷を見ている —— 相手は自分から見て右へ進む。紅だけなら左へ。紅と緑の両方が見えたら、向かい合っている。白(船尾灯)だけなら、自分は相手の後ろにいる —— 追い越す側は自分。
どの向きから見ても、答えがひとつに決まる。 範囲が重ならないのは、そのため。
長さ 12m 未満の動力船は、マスト灯と船尾灯を全周灯(360°)1 つにまとめてよい(第 23 条)。船の一般配置図は見本 126、海図の読み方は見本 223。
正本(YAML)
examples/gallery/336-航海灯.zumen.yaml