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献血から輸血まで(保ちの違う 3 つの製剤)

献血から輸血まで(同じ 1 本の血から、保ちの違う 3 つができる)

献血から輸血までの構成図。抗凝固剤を混ぜ、感染症・血液型・不規則抗体を検査し、遠心分離で赤血球製剤(低温 28 日)・血小板製剤(室温で振盪 4 日)・新鮮凍結血漿(凍結 1 年、融解後 24 時間)に分かれ、血液センターでの保管・病院への供給・交差適合試験を経て輸血に至る流れ

この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。

正本に書いてある決まりごと

献血から、保存の条件がまるで違う 3 つの製剤ができる。全血献血は遠心分離で赤血球と血漿に、血小板は主に成分献血(アフェレーシス)で採る。赤血球は低温で 28 日、血小板は室温で 6 日、血漿は凍結して 1 年(30〜37℃ で融かしたら直ちに使い、使えないときは 2〜6℃ で融解後 24 時間以内)。血小板の有効期間は、以前は採血後 4 日だった(いまの添付文書は 6 日)。

だから、在庫の作り方が製剤ごとに違う。血漿は凍らせて貯められるが、血小板は 6 日しかもたない ——貯めておくことができないので、必要な量を、毎日集め続けるしかない。「献血が足りない」という言い方が指しているのは、たいていここ。

検査は、集めたあとにする。感染症(HIV・B 型肝炎・C 型肝炎・梅毒・核酸増幅検査 NAT)、血液型(ABO 式と Rh 式)、不規則抗体のスクリーニング ——陽性なら抗体パネルで詳しく調べる。

献血には 2 つのやり方がある。全血献血は血をそのまま採り、あとから遠心分離で成分に分ける。成分献血はアフェレーシスで、血漿や血小板だけをその場で採って残りを返す。

単位の大きさは国で違う。 日本は 1 単位 = 200mL、海外は 450mL が標準。同じ「2 単位」でも量が違うので、文献を読むときは単位の定義から確かめる。

病院側でもう一度照合する。 血液センターから届いた赤血球製剤は、そのまま使わずに交差適合試験(患者の血と混ぜて反応を見る)を通す ——検査は 1 回では終わらない。 血小板と血漿は交差適合試験を省き、ABO 型の適合を確かめて使う。

出典:日本赤十字社 医薬品情報「血小板製剤」https://www.jrc.or.jp/mr/blood_product/about/platelet/ (有効期間 採血後 6 日間)、長野県赤十字血液センター「献血の種類」(血小板は主に成分献血から)、日本赤十字社 新鮮凍結血漿-LR「日赤」120/240 添付文書 2026 年 8 月改訂 第 3 版 14.1.3(融解後 2〜6℃・24 時間以内)https://www.jrc.or.jp/mr/pdf/12_FFP-LR120_240_202608.pdf 、厚生労働省「輸血療法の実施に関する指針」(交差適合試験)。取得 2026-10-02

正本(YAML)

examples/gallery/296-献血から輸血まで.zumen.yaml

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