医療・食品・農
処方箋の読み方(1 行に、全部入っている)
処方箋の読み方(1 行に、何を・どれだけ・いつ・何日分が全部入っている)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
処方の 1 行に「何を・どれだけ・いつ・何日分」が全部入っている。例 —— アローゼン(0.5)2P 2× 朝夕食後 14TD。アローゼンが薬の名前、(0.5)が 1 包 0.5g、2P が 1 日量で 2 包、2× 朝夕食後が「1 日量を 2 回に分けて朝と夕の食後」(=1 回 1 包)、14TD が 14 日分。この古い書き方の量は 1 日量。 1 回量と読むと 2 倍・3 倍を飲ませる事故になる ——厚生労働省の検討会報告書(2010-01-29「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会報告書」)は、「3×」のような表記を紛らわしいとして、「1 回 1 錠 1 日 3 回 朝昼夕食後」の 1 回量の書き方を基本にした。出典:https://www.jshp.or.jp/content/2010/0202.pdf(報告書の写し、取得 2026-09-29)T は錠剤、C はカプセル、P は包(分包した粉薬)。
使用期間は、無記入なら発行日を含めて 4 日。発行日を 1 日目に数え、休みの日も日数に入る ——金曜に出た処方箋は月曜が最後の日(金・土・日・月で 4 日)、火曜にはもう切れている。出典:保険医療機関及び保険医療養担当規則 第 20 条 3 号イ「交付の日を含めて四日以内」(e-Gov、取得 2026-09-29)「4 日もある」と思うと、連休をまたいだだけで使えなくなる。
記載事項は、薬の名前と量だけではない。患者の氏名・年齢、薬名、分量、用法・用量、発行の年月日、使用期間 ——「いつまで使えるか」も、書かなければならないことのひとつ。ほかに医療機関の名称・所在地と、医師の記名押印または署名。出典:医師法施行規則 第 21 条(e-Gov 法令検索 lawid 323M40000100047、取得 2026-10-02)
Rp. は「処方」ではなく「受け取れ」。℞ はラテン語 recipe(受け取れ)の略で、薬剤師への命令の形が、今も頭に残っている(綴りの移り変わりの年代は確かめていない)。
様式は模式(欄の寸法は確かめていない)。薬の名前は例として書いたもの。
正本(YAML)
examples/gallery/318-処方箋の読み方.zumen.yaml