楽器・音響

トロンボーンのポジション(スライドは、先へ行くほど開く)

トロンボーンのポジション(ギターのフレットと同じ 12√2 が、逆を向く)

トロンボーンのスライド 7 ポジションを実寸の目盛りで並べた図。1 番と 2 番は 85mm、6 番と 7 番は 113mm 離れており、間隔が隣へ行くたび 1.0595 倍(12 乗根 2)に開くこと、各ポジションで出る第 1〜第 8 倍音の音名を升目で示し、E2 の下にある出ない 5 音の穴と、F 管を足しても C2 が 47mm・B1 が 198mm 足りずスライドが尽きることの表

この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。

正本に書いてある決まりごと

7 つのポジションは、等間隔ではない。 1 番と 2 番は 8.5cm、6 番と 7 番は 11.3cm 離れている。隣へ行くたびに 1.0595 倍(= 12√2)。

半音下げるには管を 2^(1/12) 倍にする。管が長くなるほど「その 5.95%」が増えるので、先へ行くほど間隔が開く。

ギターのフレット(見本 204・310)も 12√2 だが、詰まっていく。押さえたところから駒までの残りを短くしていくから。トロンボーンは管ぜんぶを長くしていくので、開いていく。式は同じで、測る向きが逆。

F 管の無いテナーの最低音は E2(7 番・第 2 倍音)。その下のペダル B♭1 までの 5 音(E♭2・D2・D♭2・C2・B1)は出ない。F 管はこの穴を埋めるために付いている。

それでも B1 は残る。 F 管側は管が 1.33 倍なので、同じ半音でも移動が 1.33 倍要る。C2 で 47mm、B1 で 198mm 足りない ——スライドの長さが先に尽きる。 バストロンボーンが 2 つめの弁を持つのは、そのため。

横だけが実寸(1px = 0.833mm)。②の升目の横位置は①の目盛りと同じ ——「その音は、スライドがここにあるときに出る」と読む。縦は音の高さで、寸法ではない。

管長 2.85m は、奏者の表(1 番から 3.25 / 6.75 / 10.5 / 14.5 / 18.75 / 23.25 インチ)から逆算した値。計算と表は、どこも 3.1mm 以内で合う(表は 1/4 インチ=6.35mm 刻み)。第 7 倍音の低さ:1200 × log2(7/4) − 1000 = −31 セント。

ギターのフレットは見本 204・310、楽譜の寸法は見本 210、ピアノの鍵盤は見本 311。

正本(YAML)

examples/gallery/350-トロンボーンのポジション.zumen.yaml

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