設備・電気
東の 50Hz と西の 60Hz(周波数変換所 4 か所と、東西をつなぐ 210 万 kW)
東の 50Hz と西の 60Hz(周波数変換所 4 か所)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
日本の電気は、東が 50Hz、西が 60Hz。 境をまたいで電気を送るには、いったん直流にして周波数を変える。
決まり・値 ——
| 変換所 | 所在地 | 容量 | 運転開始 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 佐久間 | 静岡県浜松市天竜区佐久間町 | 30 万 kW | 1965 年 10 月(わが国初の 50・60Hz 連系) | 送配電網協議会、ATOMICA |
| 新信濃 | 長野県朝日村 | 60 万 kW | 1977 年 12 月、1992 年 5 月に増設 | 同上 |
| 東清水 | 静岡県静岡市 | 30 万 kW | 2006 年 3 月 | 同上 |
| 飛騨信濃 | 岐阜県高山市(飛騨変換所)― 長野県朝日村(新信濃) | 90 万 kW | 2021 年 3 月 | 送配電網協議会、広域機関 |
- 計 210 万 kW(2021 年。それまでは 120 万 kW)。2027 年度に 300 万 kW(佐久間地点に 30 万 kW、東清水に 60 万 kW。広域機関「東京中部間連系設備に係る広域系統整備計画」の工事概要)- 増強の目的は「大規模事故・災害発生時に供給力が大幅に喪失した際の、50Hz/60Hz 地域間での安定供給確保」(同)- 東西で違うわけ:明治初期に東京はドイツ製の 50Hz、大阪はアメリカ製の 60Hz の発電機を採った(ATOMICA)- 記号 ▶◀ は、広域機関の資料の凡例で「周波数変換所、BTB」(同じ敷地で交流 → 直流 → 交流)
都道府県の輪のうち、50Hz の県と 60Hz の県が点を共有している辺をつないで境の線にした(糸魚川の西から山梨・静岡の県境まで)。静岡は富士川で切り、東を 50Hz にした(川は 3 点で大づかみ。内房の地名で中ほどを取った)。塗りは半透明なので、静岡は重ねて塗らず、川の東と西に切り分けてから塗った。
境は本当は県境ではなく、電力会社の供給区域の境。 この図は県と富士川で丸めている。変換所の位置は町の位置(OpenStreetMap で引いた)で、変電所そのものの位置ではない。
- 北海道と本州の間の直流連系(周波数はどちらも 50Hz。容量の推移を一次資料で確かめきれなかった)- 沖縄(60Hz)。各エリアの地域間連系線(交流)- 送電線の経路・電圧(飛騨信濃の直流送電線は、2 つの変換所を直線で結んだだけ)
正本(YAML)
examples/gallery/398-東の50Hzと西の60Hz-周波数変換所.zumen.yaml