建築・土木
交通信号機(色の順は、見落としの重さで決まっている)
交通信号機(色の順は、見落としの重さで決まっている)
この図は、下の 1 枚の YAML から描かれています。手で図形を動かしてはいません。
正本に書いてある決まりごと
横型は左から 青・黄・赤、縦型は上から 赤・黄・青。理由ははっきりしていて、赤をいちばん視認性の良い位置に置かなければならないから ——青が端にあるのは、赤を優先した結果。色の順は美しさではなく、見落としたときの重さで決まっている。
矢印の並びにも型がある。 横型では三色灯器の下、縦型では右に付き、青の隣が左折、黄の隣が直進、赤の隣が右折が普通。道路交通法施行規則の別表第一の二が決めているのは矢印の形(直進・左折・右折)で、並びは文に無い。並びを法令の図や警察庁の仕様で確かめてはいない(2026-10-04 に別表の本文を e-Gov で読んで確かめたのは、ここまで)。
灯器の大きさ。 法令(道路交通法施行規則 別表第一 備考)は円形の表示面の直径を 20〜45cm と決め、ふつう使うのは φ250mm と φ300mm(県警の工事仕様の姿図が φ25・φ30)。歩行者専用は一辺 20〜25cm の正方形も使える。灯火は高速自動車国道・自動車専用道路で 200m、その他の道路で 150m 先から識別できる光度が要る(同 第 4 条 3 項)。
高さ。 法令は別表第一の図で示し、実際の取付高は県警の工事仕様が決める ——例:岐阜県警は横型 5,600mm 以上(矢印付き・縦型は 5,000mm 以上)、歩行者用 2,500mm 以上。歩行者専用信号機は 2.5m 以上にできる(別表第一 備考一)。
LED 式は、反射鏡を持たない。電球式は着色レンズと反射鏡で色と向きを作っていたが、LED はそれ自体が色を含めて光るのでどちらも要らない。表示面から均一に光が出て、疑似点灯(西日が反射して点いて見える現象)が起きない。消費電力は電球式の 6 分の 1 程度(警察庁「LED 式信号灯器に関する Q&A」)。
縦型は雪が積もりにくいので雪国で多く、狭い所や陸橋・側道でも使われる。
出典(2026-09-29 に確かめた): 道路交通法施行規則 第 4 条・別表第一(e-Gov 法令)、岐阜県警察「交通安全施設整備工事共通仕様書」第 4 節 信号灯器設置工事、警察庁「LED 式信号灯器に関する Q&A」。灯器の並び(横型は左から青・黄・赤、縦型は上から赤・黄・青)は別表第一の図と各県警の姿図による。矢印の位置は上のとおり確かめていない。
縮尺は図ごとに違う —— ①② の灯器は 1px = 3mm、③ の高さ比べは 1px = 20mm。
正本(YAML)
examples/gallery/298-交通信号機.zumen.yaml